アラフォー独身「ハイスペック女性」が増えている理由と令和の婚活の新常識

最近、周りを見渡すと、仕事もできて魅力的、経済的にも恵まれた環境で育ったハイスペックなアラフォー独身女性が増えていることに気づきます。
彼女たちが「結婚できない」のではなく、
「結婚を選べない」背景には、現代ならではの複雑な心理と、
時代の変化についていけない男女間の”新常識”があるようです。

裕福で、何不自由なく育った女性は、幼い頃からお父様の深い愛情を一身に受けているケースが多くあります。

この「お父様に溺愛された経験」が、結婚相手選びに大きな影響を与えます。潜在意識の中で、「お父様を超える男性じゃないと安心できない」という心理的なバリアが生まれるのです。

また、「わざわざマイナスを買いに行きたくない」という自己防衛本能も、婚活への一歩をためらわせる要因です。男性に求める条件やスペックが高いのは当然ですが、それ以上に精神的な安定まで満たしてくれる相手がいないことが、結婚が遠のく大きな理由となっています。

全てが揃った男性は確かに魅力的ですが、モテるがゆえに浮気などで悩まされ、かえって精神が落ち着かないというジレンマに陥ることも少なくありません。

近年、「草食男子」と呼ばれる恋愛に奥手な男性が増え、女性に対して「あざとさ」が大切だと言われることが増えました。

しかし、これは単なる「小悪魔的な振る舞い」を推奨しているわけではありません。かつての日本社会では、女性は「男性を立てる」ことが美徳とされてきました。

令和時代に求められるのは、この「男性を立てる」という古い表現ではなく、「先回りして気を利かせて動く」という新しい配慮の形です。

* 昔の配慮：男性が気持ちよく主導権を握れるように口を出さない。

* 令和の配慮：相手の負担や状況を察し、スムーズに物事が進むようサポートする。

お見合いや婚活の場で、バブル時代を生き抜いた人生の先輩女性の皆さまは、「ご飯をごちそうしてくれる男性を選びなさい」と仰います。これは、男性の経済力と甲斐性を測る一つの基準でした。

しかし、現代の婚活シーンでは、少し様相が変わってきています。

男性にご飯をご馳走になったら、女性側が「手土産を渡す」あるいは「その後のお茶をごちそうする」といった先回りした気遣いを見せた方が、圧倒的に好感度が高くなる傾向があります。

女性の社会進出が進み、男性も家事を分担する時代において、男性に一方的に頼りすぎる姿勢は、男性に不安を感じさせる可能性すらあるのです。

経済的な不安がないハイスペック女性が、結婚生活に求めるのは、「お金」や「ステータス」だけだと上手くいきません。

今は「浮き沈み」の多い時代。ずっと経済的な安定が続くことが保証できません。

こんな時代を踏まえて、物質的な豊かさ以外に結婚に何を求めるのか？について一旦、考えてみると新しい価値観が生まれます。

それは、「価値観の共有」「対等なパートナーシップ」そして何よりも
「共に成長し合えること」です。

一度、結婚に求めるものを「原点」に帰って、「なぜ結婚したいのか？」「パートナーと一緒にどんな未来を築きたいのか？」を深く掘り下げて考えてみましょう。

その答えが見つかった時、あなたのパートナーの選択に大きな変化が訪れるはずです。